国際相続を扱う弁護士の日常業務

国際相続にまつわる弁護士の日々の業務を紹介するブログです。

ご相談のきっかけ(他の弁護士からの相談)

先日は、国際相続について相談を受けたという弁護士から、国際相続についての相談がありました。

 

故人は、日本国籍をお持ちでしたが、国外に住んでいて、遺産のうちのかなりの部分が国外にありました。

故人が作成していた遺言では、遺言執行者が指名されていましたが、その遺言執行者は、外国籍の方でした。

遺言執行者としては、

 日本における遺言執行をどのように進めればよいか

 複数の国での遺言執行について何を気を付ければよいか

 相続税はどうなるのか

など、いろいろな疑問があり、国際相続の経験を持つ弁護士に相談しながら進めたい、というご希望がありました。

 

ご相談の結果、国内の相続手続についてはその弁護士、海外の相続手続や国内と海外の相続手続の調整については私、という役割分担で、その弁護士と共同して、遺言執行をお手伝いすることになりました。