国際相続を扱う弁護士の日常業務

国際相続にまつわる弁護士の日々の業務を紹介するブログです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

ご相談のきっかけ(資産より負債の方が大きい)

先日は、国際相続案件で一緒に仕事をさせていただく機会が多い税理士の先生からのお話を受けて、ご相談をお受けしました。 故人は、外国籍をお持ちでしたが、ご家族とともに日本に住んでいて、日本で会社も経営していました。 故人は、晩年、ご病気と闘いな…

ご相談のきっかけ(海外の弁護士から)

国際相続のご相談は、海外の弁護士からも、来ることがあります。 故人は、外国籍をお持ちでしたが、数十年日本に住んでおり、ほとんどの遺産は国内にあり、海外にも若干の遺産がありました。 配偶者もお子さんもご兄弟もいませんでしたが、数十年、日常的に…

ご相談のきっかけ(心配した故人の知人から)

先日は、故人の知り合いの方が、遺産の処理について心配してご相談に来られました。 故人は外国籍をお持ちでしたが、数十年日本に住んでおり、日本にも海外にも遺産がありました。 もっとも、故人のご親族は皆海外に住んでおり、日本の遺産のことについてわ…

ご相談のきっかけ(他の弁護士からの相談)

先日は、国際相続について相談を受けたという弁護士から、国際相続についての相談がありました。 故人は、日本国籍をお持ちでしたが、国外に住んでいて、遺産のうちのかなりの部分が国外にありました。 故人が作成していた遺言では、遺言執行者が指名されて…

ご相談のきっかけ(親族に外国籍の方がいる)

先日は、途中まで自分で相続手続きを進めていたが、この先どう進めていけばいいかわからないという方から、ご相談がありました。 故人は日本国籍をお持ちで、遺産も日本国内にあるだけ、でした。 ご相談に来られたのは、相続人のうちのおひとりでした。 当初…

ご相談のきっかけ(海外の遺産の処理に困って)

国際相続について、海外の遺産の処理に困ってしまって、というご相談をお受けしたことがありました。 故人は日本国籍をお持ちで、遺産のほとんどは日本にあったため、ご親族が、日本にあった遺産について、相続手続きを終わらせました。 一方で、ごくわずか…

国際相続とは

「国際相続」というとき、 国内だけで完結しない相続 海外とやりとりする必要があるような相続 という意味であることが多いです。 具体的には、以下のような例があります。 故人が外国籍、または、外国在住だった 遺産を受け取る方のなかに、外国籍、または…